冥王星と戦う男

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[人気店を食べる]フォーは肉を食べるためにある料理である

ファングーラオ通り→グエンチャイ通り

*「いかにも」なホーチミンの安宿街。ファングーラオ通り
*安宿街には必ずあるインド料理屋
*こちらはグエンチャイ通り。フォーの名店フォーヒエン

グエンチャイ通りにやってきました。
このブログで紹介するのは2回目です。

前回は超名店フォーレー(Phở Lệ)を食べるためにやってきました。

実はこの通りにはフォーの名店が多く、フォーレー(Phở Lệ)だけでなく、フォーヒエン(Phở Hiền)など様々なフォー屋が点在しています。

そんなフォーマニアであれば足繁く通うことになるグエンチャイ通りなのですが、この通りはまっすぐ突き進むと、中華街に続いています。

今回の目的地であるフォーフン(Phở Hùng)があるのはその手前側。
中華街の雰囲気がまだなく、ベトナムっぽい雰囲気のエリアになります。

バックパッカー街であるファングーラオ通りを少しバイクで横切ってみます。

この辺りは外国人旅行者が多く、いかにも観光客エリアといった感じです。

インド料理屋、ディスコ、安宿。怪しげなバー。

ゴチャゴチャとしていていかにも東南アジアの旅行者通りといった雰囲気。
カオスな空気感です。

そんな賑やかなファングーラオ通りを横目で見つつ、グエンチャイ通りに再度合流します。

合流してから、ほんの少しだけ進んだところ。
ファングーラオ通りと目と鼻の先にあるのが今回の目的地。

フォーフンです。

ファングーラオ通りはホーチミンの安宿街。
世界中からバックパッカーが集まってるよ!

外国人もチラホラと目に付く店内

*店先でのバイク駐車は一苦労
*混雑時は結構狭く感じる店内

結構狭いな、、、

店の入り口に立って、最初に思った感想です。

かなりの昔からある老舗なのでしょう。
店の入り口が狭く、バイクの駐車スペースも限られているので、混み合う店先では駐車するのも一苦労です。

今回はお昼の時間帯を外して来たのですが、それでもお客さんでいっぱい。

ほぼ満席です。

入店して、フォーフンの店内を見渡すと、チラホラと目につくのは外国人のお客さん。
みんな美味しそうにフォーを頬張っています。

このフォーフンは旅行者通りであるファングーラオ通りから歩いて来れる距離にあります。
外国人が食べに来ていても不思議ではありません。

(このフォーフンに食べにくるとは。なかなかグルメな外国人だ。)

心の中でそう思います。

せっかくホーチミンにきたのなら、最高のフォーを味わいたい。
そんな想いをもって、きっと彼らはこのフォーフンにたどり着いたのでしょう。

フォーフンのメニューの選び方

フォーフン(Phở Hùng)のメニューはとても種類が多いです。

「肉の種類」によって、細かく分別されたメニューはカオス。
メニュー表を見ても混乱して、どう注文すればいいのかわからなくなってしまうほどです。

さすがはネット上でのレビューでも肉の量を褒める書き込みが多かったフォー屋です。

このお店のメインはまさに「肉!」である。
そのことがメニュー表からも、ひしひしと伝わってきます。

こだわりがないのであれば肉全部のせ(Phở Hùng Đặc Biệt)を選べば問題ありません。
全種類の肉を満遍なく楽しむことができます。

Cho tôi Phở Hùng Đặc Biệt!
(肉全部乗せください)

ちなみに、フォーフン(Phở Hùng)の肉の中でも特に美味しいと評判なのが生肉(Tái)。

普通フォー屋で生肉(Tái)を注文すると、肉の量が少なくてがっかりさせられる事が多いのですが、ここではそんな心配は無用です。

質のいい生肉をたっぷりと出してくれますので、生肉の旨さを十分に堪能することができます。

信じられないくらいの肉の量

混み合う店内で着席します。

結構、隣の人との距離が近く、ギュウギュウな感じです。

テーブルの上を見回します。

香草やライムがとても新鮮だ

それが席に座って感じた最初の印象です。

みずみずしい香草がドサっと目の前に置かれています。

さすがは多くのお客さんで賑わう人気店です。
回転率が高いので、香草も常に鮮度が高い状態を保つことができているのでしょう。

「鮮度が高い」というのは、日本人であれば無条件で高評価をあげたくなるポイントです。

香草の鮮度はやっぱり大切。
たまにシナっとした香草を出してくるフォー屋がありますが、正直テンションが下がります。

フォーフンの香草は鮮度最高。
ノコギリコリアンダーが水をはじいてパリッパリです。

さて。

注文したフォーが届きました。

噂になっていた肉の量はどうでしょうか。
器の中に箸を入れ、チェックしてみます。

、、、うわっ!多っ!

思わず声が出てしまうくらいの量があります。

噂には聞いていましたが、確かにすごい。

噂に違わぬボリュームです。
「これでもか」っていうくらいに肉が入っています。

さっそく生肉を付けダレにつけて食べてみます。

、、、パクリ。

、、、

、、

「肉」を感じる強い味だ

とても「肉肉した味」を出しています。
強く肉を感じさせる旨味を持っている。
しかし臭みを全く感じさせない。
そんな味です。

生肉を食べた時の肉感。
それがものすごく絶妙なのです。

「肉らしさ」と「肉の臭み」。
このバランスにおいて、絶妙なポジションをとっています。

しかも嬉しいことに、フォーフンの生肉は量があります。

ガツガツと、肉をメインに食べ進めていっても大丈夫。
フォーの麺の量に負けないだけの肉の量が確保されているからです。

フォーにおいて肉の量は最重要ポイント。
肉が少ないフォーほど食べていて情けない気持ちにさせられるものはありません。

フォーを食べに行く=肉を食べに行く

こういうことなのです。

ある意味、焼肉を食べに行くのと似ています。

牛肉でお腹いっぱいになる。
この夢を叶えるために人はフォー屋へ行くのです。

今度はスープの味に注目してみます。

レンゲを手に取り、すすります。

、、、ずずっ。

、、、

、、

あっ。うまい。

ホーチミン風のコクがよく出たスープ。

フォーフンのスープには10種類ものスパイスを使っているらしいのですが、全くそんなことを感じさせないトゲのない味。

なんともいえない、優しい味わいです。

この味を、どう表現すればいいのでしょうか。

お袋の味?

とにかく優しい味なのです。

病気の時に飲みたいような、そんな味噌汁的な優しさのある味です。

たっぷりの肉を食べる。

フォーをすする。

スープを飲む。

、、ズズっ。

幸せです。

、、、、ガツガツ!

、、、

、、

ふぅ。満足した。

完食しました。

フォーレー(Phở Lệ)フォーホア(Phở Hoa)には豚骨ラーメン的なコッテリ感があります。
それが独自の中毒性を生み出しているわけですが、フォーフンのフォーはそうではありません。

脂による旨み、コッテリ感はありません。
その代わりに優しく、しかし力強いコクがある味なのです。

フォーフンにおいてコッテリ感を演出するもの。それはスープではありません。
「大量の肉」そのものです。

店を出ます。

焼肉食べ放題を食べた時のような満足感を感じます。

ごちそうさまでした。

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