冥王星と戦う男

冥王星と戦う男

[名店フォーレーを調査]フォーはベトナム独自の食文化である

フォーレー(Phở Lệ)に対するベトナムのネット記事

[記事1]中国人とカンボジア人が作るフォー屋

フォーレー(Phở Lệ)の店長のタイ(Tài)さんの出身は中国の広東省。
そして妻はカンボジア人の皇族です。
タイさんは1970年にフォー屋の経営を始めました。
その時代のホーチミンには、まだあまり多くのフォー屋さんはありませんでした。
タイさんによるとホーチミンでは1975年頃に有名店と呼ばれる店が出てきたそうです。
フォーグエンホアン(Phở Nguyễn Hoàng)やフォーホアパスター(Phở Hoà Pasteur)、
ホーチミンの5区にある名前のないフォー屋台などですね。

フォーレーは国際的にも有名店です。
アメリカのウォールストリートジャーナルは「もっともホーチミンの人々の心を引きつけるフォー屋」という記事でこのお店を紹介しています。

ベトナムのネット記事

オーナーは中国出身の方のようです。

とは言っても彼がホーチミンに来たのは1970年。
もう50年以上もベトナムに住んでいるわけですから、心はすでにベトナム人になってしまっているのではないかと思います。

ベトナム戦争の終結が1975年ですから、フォーレーは「戦後間も無い時期にオープンしたお店」。
そういうことになります。

中国人が中華料理を武器に他国へ進出して行く時のエネルギーは本当にすごいです。
政情不安定の国でもドンドン進出していきます。
日本人とは違った種類の力強さがあると思います。

しかしベトナムにおいて、外国人である中国人がフォーを売って大成功した。

この事実にはちょっとした驚きがあります。

だってベトナムの伝統料理であるフォーを中国人が作っているわけです。
これは日本で、中国人が売っている寿司が流行っているようなものです。

きっとフォーレーの味には、ベトナム人も納得せざるを得ないほどの美味しさがある。
そういうことなのでしょう。

そうでないと説明がつきません。

[記事2]フォーは中国料理ではない

フォーレーの店長のタイさんは言います。
ホーチミンの名物にボーコー(Bò Kho)というものがある。
これは明らかに中国から来た食べ物だ。
オリジナルは中国なのです。
しかしながらフォーはどの中国料理とも全く違う。

うちの店のスープではシナモン、八角などのスパイスを使う。
別に分量が決まっているわけではなく、目分量だ。

ベトナムのネット記事
※ボーコーのお店
※ベトナム風ビーフシチュー。ボーコー

ボーコー(Bò Kho)というのはベトナムの煮込み料理。
イメージ的にはビーフシチューです。

トロトロになるまで煮込んだ牛肉が入っている濃厚なスープで、ベトナム南部では街中のいたるところで売られています。

ボーコーを頼むとフランスパンがお供に出されます。
そして、そのフランスパンをスープにひたしながら食べるのです。

洋風っぽい味付けなので、私はてっきりフランスから来た料理かと思っていましたが、フォーレー(Phở Lệ)の店長さんに言わせると中国から来た料理なのだそうです。

一体どっちが正しいのでしょうか。

今度ボーコーの元になったとされる中国料理を調べてみようかなと思います。
面白い事実がわかるかもしれません。

彼はフォーをベトナムの伝統料理としてリスペクトしているようです。
「ボーコーは中国料理である」としながらも、フォーは中国料理とは全く違うと断言しています。

この感じは好印象ですね。

ボーコーは食べる時に「付け合わせの主食」を選べるよ
フランスパンか麺(フーティウ)のどちらかを選んで注文するんだ。
ボクのオススメはフランスパンだよ。

ベトナムグルメサイト上の評判

この店はいつ行っても、ものすごく混んでいるね。
バイクの修理をしている間に食べに行こうと思ったんだけど、混雑していて無理だった。
お店の従業員がお客さんに「支店の方で食べて下さい」っていうアナウンスを出してたよ。

スープの匂いに牛独特の匂いが感じられる。
フォーの麺はちょっと大きくて長め。
野菜は清潔だし、お店は広い。
従業員の態度もよかった。

私はここのお肉が大好き。
毎週必ず家族と食べに来る。
家から近いし、夜の23:00とかに食べに行くことが多い。

ベトナム人の間でもなかなか評判のフォー屋さんのようです。

ベトナムは一般的に反中国の感情が強い国だと言われています。

なので

「中国人のオーナーだと地元のベトナム人から嫌われたりしないのかな」

そんな風に考えていましたが違ったようです。

美味しいものを出しさえすれば、ちゃんと評価する。
それがホーチミン市民の感覚なのでしょう。

中国人が作ったフォーの味。
いったいどのような味になっているのでしょうか?

次回は実際に食べに行ってみます

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

上部へスクロール