冥王星と戦う男

冥王星と戦う男

冥王星射手座時代が作り出した学歴至上主義と貧困問題

⛔️注意
この記事は冥王星という星が持つ影響力についての知識を広めるために書かれた記事の5記事目です。
冥王星を理解すると「未来予測ができるようになる」というメリットがあります。
もしご興味がおありでしたら最初の解説記事からご一読いただけますと幸いです。↓↓↓

楽天的な射手座。その性質

冥王星射手座時代の最大のキーワードは拡大です。

射手座と言う星座の本質がすべてのものを拡大させる性質にあるからです。

でもなぜでしょうか。なぜ射手座はすべてのものを拡大させるという能力を持っているのでしょうか。その能力は一体どこからやってくるものなのでしょうか。

それはこの星座の楽天的な性質から来るものである、と説明することができます。

とりあえず風呂敷は広げるだけ広げよう。物事が拡大させるだけ拡大させよう。そのあとに発生する問題は、まぁどうにかなるだろう。

射手座的なエネルギーと言うのはこういった性質です。何も考えないのです。能天気なのです。だからこそ物事をバンバン発展させていくことができるわけです。

これは人の性格についても同じことが言えます。
細やかな性格を持っている人と言うのは1つのものを練り上げることが得意かもしれません。しかしそれを外に向かって打ち出すことは苦手です。こういう人は考えてから行動するからです。
考えて考えて、中身を充実させます。素晴らしい内容を作りあげるのですが外側に打ち出して発展させていく力がありません。

射手座の人はこの逆です。行動をしてから考えます。

とりあえず広げることだけを考えています。その結果発生する問題に関しては知ったこっちゃないというスタンスで生きています。

このようなスタンスで物事に接していると、将来問題を発生させるであろうことは火を見るより明らかなわけですが、冥王星はこんな射手座に巨大なエネルギーを与えてしまいました。
学問や人々の行動範囲を限界を超えてドンドンと拡大させていったわけです。

今回の記事では冥王星射手座時代が拡大を続けた結果どのような問題を発生させてしまったのかについて説明します。

学歴至上主義が台頭

射手座時代のおかげで誰もが大学で学ぶことができる時代になったことを前回の記事で紹介しました。

射手座時代の作りあげた風潮は学問の自由を促進し、人々の学習欲求を満たすことのできる素晴らしいものである。そう当初は受け止められました。人間には知的好奇心を満たしたいという純粋な本能があります。この風潮はそれに従ったものだったからです。

しかし、この素晴らしい風潮も射手座時代の後半に行くにつれて次第に異なる様相を呈するようになってきます。

そう。学歴至上主義という考え方が蔓延るようになってしまったのです。

誰もが大学で勉強することができる。このことはつまり誰もが高学歴になることができるということを意味しています。

この時代に全人口に対する大卒の割合が圧倒的に増えました。大卒の人材が急増したことにより、大卒と言うのはもはや特別なものではなくなりました。

学歴という言葉の意味が、
「知性を測る高潔なもの」→「マウンティングの道具」へと変化してしまったのです。

ボク、バカなんだよね。高卒だから、、、

ボクは一応有名大学出てるんだけどね

べ、、、弁護士資格さえとれればオレの人生は一発逆転だ!

まさに地獄絵図です。

学歴至上主義がはびこるようになり、高難易度の資格さえとれれば人生は安泰であるという神話がスタートすることになったのです。

東大さえ出れば一生自慢できる。税理士資格さえあれば人生はクリアしたも同然。偏差値の低い大学の人間はバカにされても仕方がない。このような空気感が当時の常識となっていきました。

「なんとしてでも有名大学に入りたい!」「医学部に入るために5浪中です、、、、」「弁護士資格をゲットしたい!弁護士資格さえあればオレの人生は安泰なんだ!」

このように切迫つまった雰囲気の人がたくさんいたのです。

現代を生きる私たちからすると、学歴があったからといってなんなんだ。それだけの要素で50年、60年と続いていくこれからの人生の全てが決まるわけがないじゃないか。そのように考えてしまいます。

今の時代の常識で冷静に判断して、昔の人はきっと頭が悪かったのだ。ついついそのように考えてしまいます。

しかしそれは間違いです。

冥王星が風潮を作るエネルギーというのはすごいのです。

当時の人々は本当に高学歴を手に入れることによってこれから先の人生が全てうまく行く。そのように本気で信じていたのです。いや信じるようにコントロールされていたのです。

これはおそらく、当時を生きていた人間にしかわからないものでしょう。みんな完全に時代に騙されてしまっていたのです。

奨学金が返済できない悲惨な人たち

射手座時代に拡大された奨学金制度は大きな問題を発生させました。

奨学金を借りて大学を卒業したはいいけど、お金を返すことができない人たちが現れ始めたのです。

この問題は1997年に有利子の奨学金を増やす方向へと政府が舵を切ったことに端を発しています。

今まで日本の奨学金は原則的に無利子で貸し出すシステムになっていました。学生が勉学に勤しむためにあるのが奨学金ですから、これは当然そうあるべきです。しかしこの時代を境にして奨学金のあり方が大きく変化することになりました。

有利子の奨学金が急増してきたのです。

実際1998年時点では無利子奨学金と有利子奨学金の比率は4:3でした。
それが2005年時点では1:3。
無利子と有利子の比率が完全に逆転してしまっているのです。

冥王星射手座時代が彼らに与えたものは有利子奨学金という借金だけではありません。

その後に続くリーマンショックによる景気後退、非正規雇用の急増なども追い打ちをかけました。

大学を卒業しても非正規雇用で働きながら毎月借金を返さなければならない。
そんな悲惨な状況に陥る人が発生してしまったのです。

彼らの生活がどれだけ大変なのか、実際に計算してみるとよくわかります。
400万円の奨学金を借りたとして20年で返済する計画をたてたとしましょう。そうすると毎月約16600円を返済しなければなりません。

毎月毎月、新卒の給料から16600円が引かれていきます。これが20年間続くのです。

借りたものは返さなければいけない
これが日本人が常識だと信じているルールです。
確かにそれは事実であり、そこを破ってしまうとこの世の中は回らなくなってしまうと言う問題があります。

しかし私が思うにはこの人たちは冥王星射手座時代の被害者です。
「学歴が全て」という空気が作られた時代だったのです。そんな中で奨学金制度の拡大が行われたわけです。
飛びついてしまったとしても仕方がないじゃないか。
そんなふうに私は思っています。

最初だけ明るかった冥王星射手座時代

射手座時代は楽天的で何も考えない射手座らしく、最初はふわふわとした空気感でスタートしました。

バブル崩壊後、そもそもずっと日本の景気は悪かったのですが、1993年〜1997年の間ほんの一瞬だけ発生したITバブルのおかげで少しだけ社会の空気は明るくなりました。

また2000年問題やノストラダムスの大予言がブームとなり、世の中は「さながら世紀末」と言う不思議な雰囲気に包まれていました。

恐怖の大魔王が空から降ってきて世界を滅亡させるってやつだよね。
ビートたけしの大晦日特番は楽しかったなぁ。

「もうどうせ人類は滅亡するんだから」っていう、あきらめにも似た何とも言えない投げやりムードがあった記憶があるなぁ

射手座のロマンは貧困に勝つことはできない

しかし、そのようなふわふわムードは長くは続きませんでした。2000年を超えたあたりから冥王星射手座は人々の目を急速に冷ましていくことになります。

射手座の大切にするロマンなどというものは、現実的な問題の前ではなんの役にも立ちません。

いくらロマンがあっても金がなかったら人は生きていくことはできないのです。

いて座時代がグローバル化を進めたおかげで、私たちの生活はすでに日本の事だけに注目していれば良いと言う時代ではなくなってしまいました。
世界で起きる様々な国際問題はもはや対岸の火事ではすまされません。

私たちの日常を脅かすものとして、現実的な問題をともなって急拡大してきたのです。

2001年
アメリカ同時多発テロ

突然街からゴミ箱が撤去されたよね

そうだよね。同時多発テロ以降めちゃめちゃ不便になった!
なんでアメリカの事件にボクらが影響を受けないと行けないんだよ。だるいなぁ

2006年にはパスポートにICチップが使われるようになったよ

テロ対策かな。この事件以降「テロ対策!テロ対策!」って、やたらと耳にするようになったもんね。

2008年
リーマンショック

リーマンショック後の景気の冷え込みはすごかったよ。
有効求人倍率がバブル崩壊後を下回っているからね。

それはすごいね!

当時の有効求人倍率は0.44。2人に1人も働き口がない状況だね。
戦後最大の就職難だったんじゃないかな。

働き手、働き方の拡大

この時代に人々の働き方はものすごい変化をとげたんだよ

たとえば?

非正規雇用がすごく増えたよね。
あと社会で働く女性も、ものすごく増えた

私、本当は専業主婦がしたかったんだけど、、、

うーん、、、そういう文句は射手座に言うしかないね

、、、、、

この時代に女性が働きに出る風潮が強くなり、非正規雇用やアルバイトの増加などの現象が起きました。この原因はなんでしょうか。

リーマンショックによって景気が悪化したから。それももちろん原因の1つでしょう。

でも、それだけではありません。

これらの現象はグローバル化が進んだ結果、日本が世界のルールに合わせなければならない状況になったということを意味しています。

グローバル企業は柔軟な働き方を日本人に求めます。それが彼らにとってのスタンダードだからです。
労働者が正社員として守られる。男性が働き、女性が家を守る。このような日本独自の文化はグローバル化の進展によって見事に破壊されることになってしまいました。

グローバル化の弊害です。

射手座時代は学問の門戸を広げました。人々の意識をグローバルな世界へと広げました。働き手の性別を拡大しました。働き方を非正規雇用やフリーターにまで広げました。

射手座の拡大力がもたらしたものは悪いものばかりではありません。
現在まで続くグローバル社会の基礎を作りあげてくれたのです。

しかしながら、その結果起きてきたのは世界不況の煽りを受けて発生した貧困です。これは絶対に見逃すことができない大問題であると言えるでしょう。

人々はついに借金を背負い、職にあぶれるという生活が立ち行かないところにまでいってしまったわけです。

射手座の次に待つ星座は山羊座です。

この冥王星山羊座時代は、一体どのような切り口で「射手座の貧困」を解決に導いてくれるのでしょうか。
2008年。ついに冥王星山羊座時代が幕を開けます。

2024年の今日まで続く山羊座時代。
その本質がどのようなものであったのか。そこを明らかにする記事を次回は書いていこうと思います。

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